アメリカ

アメリカのタバコ事情で特筆すべきは、その「値段」です。

日本の場合は、どこでタバコを買っても同じ値段ですが、州によって驚くほど値段が違うことがあります。

これはアメリカのタバコ税のうち州税・市税に大きな格差があるからです。

例えば、最もタバコの税率の低いヴァージニア州(世界最大のタバコ会社であるフィリップ・モーリス社のお膝元)では、20本入り1箱が2.5セント(約3円)で、最も喫煙に厳しいニューヨーク州では1箱に1.5ドル(約180円)もの税金を課しています。

州の中でも、ニューヨーク市内ではさらに市税がかかるため、さらに値段は高くなっています。

ちなみに、ニューヨーク州は、職場やレストランからバーに至るまで100%が禁煙で、違反者には高額の罰金が課されます。

2003年には禁煙を希望する住民に対して、ニコチンパッチが無料で配られるなど、禁煙化に向けて着々と歩を進めています。

愛煙家にとっては非常に肩身の狭い州であるといえましょう。

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