パイプ

これはパイプの先に刻みたばこを詰めて吸う方法で、煙が管を通って口に入るため、煙の温度が低く紙巻きタバコより香りを味わうのに向いています。

先端に詰める葉を自分の好みにブレンドしたり、パイプの形を選べるということから、愛好者の間でも非常に奥が深いと言われています。

古くはクレーパイプという動物の骨や石を削ってパイプにしたものが用いられ、その後、メアシャムパイプと呼ばれる海泡石という粘土鉱物で作られたものが用いられました。

メアシャムの素材は柔らかく、色は純白で、喫煙するうちにオレンジから茶褐色に変化していく別名 「パイプの女王」と呼ばれるものです。

現在では、ブライアーパイプと呼ばれる地中海沿岸に生えている木材ホワイトヒースの根の部分を使ったものが主流となっています。

これは木質が硬く、火に強いという利点があります。

パイプに詰めるタバコの種類は大きく3つに分けることができ、香料が少なくタバコ本来の味が楽しめる「イギリスタイプ」、香料をたっぷり使った「アメリカタイプ」、その中間の「ヨーロッパタイプ」があり、近年ではヨーロッパタイプが一番ポピュラーとなっています。

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