タバコと薄毛
タバコが女性の天敵であることは前項でご紹介しました。
では、男性は問題ないのでしょうか?
男性の大きな悩みの一つ「薄毛」とタバコの因果関係について、見てみましょう。
これも女性の肌の仕組みと非常に似ています。
頭皮の毛根があるのは、先述した真皮の部分です。
真皮細胞は、コラーゲンやエラスチンを作って、頭皮の弾力と髪のボリュームを維持します。
しかし、タバコを吸うことで、コラーゲンとエラスチンが破壊されてしまい、その結果、毛根は弱って中には壊死してしまうものも出てきます。
また、ニコチンが毛細血管を収縮させることによって起こる、頭皮の血行の悪化も代謝作用を弱めてしまいます。
その上、タバコの中には一酸化炭素が含まれており、これは酸素の欠乏状態を引き起こします。
そのため、髪に必要な栄養素が行きわたらないという悪作用も出てくると言われています。
このように見てくると、「ニコチン」はやはり薄毛の原因の一つになりえると言えるでしょう。