タバコの語源

日本語だと「煙草」、英語では「tobacco」、フランス語では「tabac」と書きます。
表記は違いますが、発音はすべて同じ「タバコ」です。

この語源とされているのが、スペイン語 ・ポルトガル語の「tabaco(tabacoo)」。

この言葉が生まれた背景としては諸説ありますが、その1つが、カリブの原住民が喫煙具として使用していたパイプを「タバコ」と呼んでいたものです。

コロンブスが先住民が持っていたパイプを指して、「これはなんと呼ぶのか?」と尋ねたところ、「タバコ」という答えが返ってきたところから(先住民はパイプのことを言ったつもりだった)、コロンブスは葉のことを指していると勘違いして、そこから「タバコ」と呼ぶようになったと言われています。

その他には、西インド諸島にあるトリニダード=トバゴ島にタバコが群生したことから名付けられたという説、メキシコのユカタン半島の付け根にあるタバスコ州一帯に生えていたからという説があります。

後者は、当時の酋長もタバスコという名前で、近くに「タバスコ川」が流れているなど、当時この土地にはタバスコという名前があふれていたと言われています。

ちなみに、辛い調味料でおなじみの「タバスコ」の語源もここから来ているとされています。

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