水タバコ

水タバコは、古代アメリカ大陸に由来しない新しい喫煙方法の一つです。

これは17世紀初頭にペルシャで誕生し、イスラム文化圏で広まり、その後、中国やインドなどアジアの一部で親しまれているものです。

日本ではほとんど見かけませんが、エジプトなどでは今でも至るところでこの方法が用いられています。

水の入った壺の上に、タバコの葉を乗せて、出てきた煙を水にくぐらせ、その煙をパイプから吸うという仕組みです。水をくぐらせることで、適度に冷えた煙を味わえるため、高温の地帯では爽快感を伴うことのできるタバコと言うことができるでしょう。

室内用を「シーシャ」、携帯用は「ゴーザ」と呼ばれており、シーシャの吸い口には長いホースのようなものがついています。

葉タバコは、糖蜜を染み込ませた上に香りをつけたものが主流で、甘い味と香りが特徴的です。
香りの種類も様々で、アップル・バナナ・イチゴなどのフルーツフレーバーからコーヒーやミントまで非常に幅広くなっています。

他のタバコと大きく違う点は、水タバコはノンタールで、ニコチンもほんのわずかしか入っていません。
そのため、人体に与える悪影響は格段に少ないと言えるでしょう。

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