カストロとチェ・ゲバラ

初めてタバコが発見された土地、中南米にも葉巻好きは多く存在します。
特に、現在でも最高級葉巻の産地であるキューバでは特に愛好家も多くみられます。

キューバ革命の指導者で数年前までは国家元首であったフィデル・カストロもその一人です。

カストロ政権の転覆を図ろうと、アメリカのＣＩＡは彼の大好きな葉巻に有毒なボツリヌス毒素を塗り込む作戦を行いました。
ですが、カストロがこの葉巻に火をつけなかったことで、目論見は外れてしまいました。

このカストロを信頼し、中南米の革命に尽力したのがチェ・ゲバラです。

彼は気管支炎の持病があったにもかかわらず、ゲリラ戦に突入していく過程で「虫よけ」として葉巻を吸うようになりました。

ゲリラ生活の中で習慣となった、そしてきわめて重要な補完物は喫煙である。
シガレットであろうが、シガーであろうが、パイプタバコであろうが、ほっとした瞬間に吐き出すことのできる煙は、孤独な兵士の偉大な相棒である。

これはゲバラの言葉ですが、ゲリラ戦で幾多の困難を乗り越えた偉大な革命家の凄みを感じさせるものです。