妊婦の喫煙
タバコが健康に悪いことは、誰もが知っていることですが、それが妊婦さんなら尚更です。
ついこの間、とてもショッキングな光景を目にしました。
近所の、ある喫茶店でコーヒーを飲んでいたところ、隣で若い男性がタバコを吸い始めました。
私も喫煙席に居ましたし、隣の人がタバコを吸う自体は別に、気に留めなかったのですが、問題は、その隣の女性です。
彼氏か旦那さんかは分かりませんが、その男性は、明らかに妊娠しているであろう女性の隣で、平然とタバコを吸っていたのです!
妊娠している女性の隣でタバコを・・・というか、その女性も喫煙席で、平気な顔でコーヒーを飲んでいることに驚きました。
まあ、他人様の事を、とやかく言うつもりは毛頭ありませんが、妊婦さんが喫煙席に居ることの不自然さに、少しだけ引きました(汗)
私は妊娠したことも、子供を産んだこともないですが、タバコの知識くらいは持っているつもりです。
なので、その女性には、もちろん、隣の男性も、何も言わないことが不思議でなりませんでした。
タバコによる害が、妊婦の体に、どれほどの影響を与えるか、今一度、再確認してみようと思います。
妊婦がタバコの煙を体に浴びると、有害物質の影響を受け、子宮や胎盤の血管が収縮します。
それにより、体内の酸素が不足し、子宮や、その周りの臓器の機能が低下。
その結果、流産や早産のリスクが高まります。
また、親子共に、タバコの害に依る発育不良や出産困難、死産の危険に晒されます。
無事に生まれてきたとしても、傍にタバコを吸う人が居ると、新生児もまた、同じような被害を受けてしまいます。
例えば、お母さんの血液中に受動喫煙で有害物質が入り込んだ場合、お母さんの母乳から、ニコチンが溶け出し、新生児もタバコを吸ったと同じ被害を受けることになります。
また、新生児はとても弱い存在です。
何の兆候も無く、突然死してしまうことも珍しくはありません!
遺伝などによる確固たる裏付けはありませんが、両親の、どちらかがタバコを吸っている環境で育つと、将来、その子供も、タバコを吸いやすい、という報告もあるくらいです。
小さな子供が居る家庭では、特に気を付けなければなりませんね。