タバコの構造
ではここで、タバコの構造を解明しましょう。
何事も極めるならば、まず形を知ることから、です。
私たちが、タバコと認識している、実際に火を点けて吸い込む部分。
本体の1番、長い部分を「刻(きざみ)」といいます。
長さは、約85mm~100mm。
ミニタイプだと、約65mmというものもあります。
太さは、通常のもので、約26mm。
極細タイプでは、約17mmくらいです。
ナス科の葉を乾燥させ「葉タバコ」という製品にしたものを、10数種類交ぜ合わせ、バニラやココアなどの香料を付けます。
それを、麻やパルプなどを主体とした「巻き紙(まきし)」で包みます。
そして、「フィルター」と呼ばれる、口を付ける部分と「刻(きざみ)」の間に「チップペーパー」という、やはり細かく刻んだ、木材を原料にした「パルプ」を一緒に包みます。
ちなみに「フィルター」は、煙をろ過し、タールやニコチンを減らし、味を、まろやかにする役割。
「チップペーパー」は、小さな穴を、たくさん開け、空気の量を調節したり、味を軽くする役割があります。
葉タバコの種を蒔き、収穫して、乾燥、製品に仕上がるまでに、約10か月ほど掛かります。
思っていたより手間の掛かるものなのですね・・・。
体に良くないと不評のタバコですが、ここまで手を掛けて製品化するなんて、軽い驚きです(苦笑)